第1章 前編 時の彼女と死の外科医
(そもそも今後私はどうしたらいいんだろう。ローとルフィのやり取りも満足するまで見たし、このまま皆に着いていくのも気が引ける)
もともとユーリは行く当てがないから取り合えず乗せてもらっただけで、極端な話ドレスローザで降りても何の問題もないのだ。
この場所で暮らせそうなら、それを止める理由は彼らにはないだろう。
といってもユーリもさり気に賞金首になっていたので、このまま暫く一緒に連れて行ってくれそうではあるが。
バルトロメオが喜々と手配書を持ってきたときは、思わず3度見くらいしてしまった。
賞金額5億ということにも驚いたが、それよりも移っている写真に問題があった。
(なんで今まさに転倒しようとしてる瞬間を写真に収めた!?そしてそれをチョイスした!?むしろよくそんな瞬間撮れたな!)
ルフィがローを王宮に運んでいる時ユーリも後を追っていたのだが、2人を良い角度から見ることを優先したため何度か転倒していた。
まさかその瞬間を取られていたとは、まったく思わなかったのだ。
ユーリは自分で写真を撮り直し、政府に送り付けてやろうかと思った。
(しかしこれから動きにくくなるだろうなぁ)
ユーリがトキトキの能力者だということは既に全世界に知られた。
今後は悪意のある人間がユーリを狙ってくるだろう。
ユーリは本当にこれからどうしようかと思い悩み、ため息を吐いた。