第1章 前編 時の彼女と死の外科医
ドフラミンゴの一件が終わり、ルフィ達はキュロスの家で一晩を明かすことになった。
ほとんどの者が戦いで疲れ果てており、眠りについていた。
幹部達と戦っていた仲間も、相当苦戦を仕入れられたのだろう。
サボの昔話を聞いてるのは、数名しかいなかった。
もちろんその中にはユーリも起きていた。
意識を失ってた時間がそれなりに長かった為か、寝付けなかったのだ。
その後起きていた人たちも次第に眠りにつき始め、起きている人間がユーリ1人だけになってしまった。
ユーリは周りを見渡しゆっくり立ち上がると、皆に気づかれないように外に出た。
(おぉー綺麗だな)
外に出れば、目の前に花畑が広がっていた。
夜空に輝く月明かりが、幻想的に辺りを照らしているその光景は、本当に綺麗だった。
ユーリは風に揺れる花畑の中をゆっくり歩き、ちょうどいい大きさの石を見つけたのでそこに腰かけた。
そして腕を覆っていた服を捲り、だいぶ浸食が進んでる黒い模様を見た。
全体の3分の2ほど進んでしまった侵食に、ユーリはため息を吐いた。
タイムリミットまでどれくらいあるか分からないが、今後は能力の使用を控えなければユーリは近い将来、確実に死ぬだろう。
ワンピースの件も残っているから、これからは慎重に動かなければならない。
ユーリはどうしたものかと頭を悩ませていた。