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《おそ松さん》なごみ探偵・謎の仮面と洋館の幽霊(R18)

第23章 カラ松END〜洋館の主人とわたし〜(※)


***


0時を知らせる時計塔の鐘が鳴り響いた。

私はうつ伏せになって、枕に顔を埋めた。
心臓の音がやたら大きく鳴る。

本当にカラ松さんは来るんだろうか?

真っ暗な部屋の中でベッドに潜り、私は外の音に耳を澄ませていた。

特に何も聞こえない。

しばらく身を固くして、じっとしていたが、やがて緊張も緩み、私は寝返りを打った。

やっぱり来るわけないか。
こんな時間なら、カラ松さんだって寝てしまったかもしれないし。

だんだんとまぶたが重くなってくる。



鮑のスープ、前菜が確かキャベツの……何か。



ぼんやりとした頭で、なぜか私は今日の夕食のメニューを反芻していた。



メインがフィレ肉……あと一品何かあったな。
それから、デザートは……




リンゴの……










リンゴが……

























ドアが開く音がした。



うつらうつらしていた私は、ハッと目を開ける。

足音が部屋の中に入り、ドアを閉めた。

息を殺す。

そっと近づいてくる足音。

心臓の音がうるさい。
……私って、2個も心臓持っていたっけ?

そんな下らないことを真面目に考えるほど、鼓動が高鳴る。

足音はゆっくりとベッドの横に来た。

「ゆりちゃん……寝たか……?」

カラ松さんの低く柔らかい声が聞こえた。


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