第69章 咲く恋、散る恋、芽吹く恋(宮侑 治)⑤
「サクラ、今日の弁当なに?
なんか腹減ってしゃあない」
「あ!おにぎりは
別で作ってきたから食べる?
お昼のはあるから
食べても大丈夫やで!」
「まじか!
サクラ…お前…エエ奴やぁ!
よし!あのクマ見ながら食べよや!」
おにぎりの包みを奪って
治くんがクマの前にあるベンチに
ダッシュする
「おい!何勝手に飯休憩取っとんねん!
俺らまだ腹減ってないで!」
「ほな、20分後
ベンチ(ココ)集合な
他の動物見て来いや」
「自由か!
…まぁ、エエわ
姫凪行こか~」
侑くんが呆れ顔で
姫凪を連れて去って行き
ベンチには私と治くんの
二人きりになる
ヤバい…!
まさか私と二人きりに
なりたかったから…とか?!
「…サクラ」
「あ、オニギリ…!
鮭とオカカがあって…」