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私を愛したモノなど

第3章 2 暖かな黒の中で



またひとつ、彼女の中にルシスの魔力が入れられると痙攣しながらその快感から逃れようと私にしがみついてきた。
私にすがってくる彼女が愛おしいのだが、今ここまで彼女を乱すのは私ではないことに嫉妬した。未だに溶けきっていないルシスの魔力が中にあるのを知って、そこに自らの魔力を彼女の一番深いところに入れた。

「あぁあっ、や!ゃだあッ、!ゆる、してっ、ぇっ」

異なる魔力が身体の中で混ざると、小さく弾ける刺激を受ける。
中をかき混ぜるように指を動かす私にもその刺激は感じられていて、これを快感として受け入れている彼女は堪らないだろう。
己の余裕の無い行為に、申し訳無さを感じながらもルシスの魔力が溶けて無くなると私の魔力で彼女の中を満たした。

「っ、ぁ、ぁああッ…ハイデス、さんっ、ハイデスさんっ」

私にしがみつき、その身を震わせながら穏やかな絶頂に耐えている。

あぁ、愛おしい…。

そっと口付けると力尽きたように脱力し、またルシスに受け止められた。

「…本当に、余裕の無い男ですねぇ。」

「、どっちが…。」

「フフ、でも、これでもう問題はないでしょう。朝までゆっくり寝かせてやれば、多少の発作はあれど薬を飲ませるか、また軽くこうして宥めてやればすぐ収まります。」

流石にぐったりとしたアンリに汗で額に張り付いた髪を退かしてやる。

「この髪も、落ち着けば茶に戻る筈。天女としては今の姿が本来のものですが、今回のように強い発作が無ければ私が彼女にかけた姿を変える術式が上回ります。…お前も、今のように完全に天女の姿の時の彼女の魔力を飲んだならこれを絶対に飲みなさい。」

そういうと、隣に置かれた小瓶を差し出される。
そんなもの、と思ったが急に足元がおぼつかなく、平衡感覚がブレた。ガクン、と膝を付くと心臓がドクドク波打ち、それ以上に己の熱が暴走しそうになる。
今すぐに自身の高ぶりを彼女の中に吐き出したくなるのを堪え、乱暴に小瓶の中身を呷った。

「、っはぁ、…!」

スーッと意識がハッキリしていくのが分かる。

「これは幾つか渡しておきます。今日のように彼女に無理を働きたく無ければ先に飲んでおくことです……あの量の魔力塊、一気に性器に入れればお前の魔力では普通の人間は死んでいますよ。気を付けなさい。」
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