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私を愛したモノなど

第3章 2 暖かな黒の中で





フワフワと浮遊するような意識の中で私は、甘ったるい嬌声を聞く。
弱々しいその声は時折甘い痺れと共に私の鼓膜を攻め立てた。

それが、自分のモノだと言うことに気が付くのはそう遅くはなかった。

でも、はっきりしないこの空間はきっと夢なのだろうか。
思うように動かない体、見えている筈なのに目の前は何も見えない。
いや、認識出来ていないだけなのかもしれないが、とにかく今の私にはこの出来事を把握出来なかった。

優しく攻め立てられ、甘い声を上げるのは他人事のようで、本当に私に起きてる事なのだろうか。
だからそう、これはきっと夢なのだ。

ああ、なんてはしたない、夢なのか。


だって、私の体がこんなにも敏感にいやらしく感じるだなんて、私は知らない筈だもの。

私に覆い被さる人の影を追おうとしても、やはり意識が霞んで分からない。
誰なのか分からないのに、不思議と恐怖感は無かった。
寧ろ、もっとこの手に触れて欲しいとさえ思っていた。

柔らかく揉まれた胸の脹らみは、その先端を滑った舌に転がされ、ちゅうちゅうと甘く吸い付かれる。
むず痒くも痺れるような刺激に背筋が震えた。


足りない、それだけじゃ足りないと私の体が悲鳴を上げる。
胸の刺激が増す度に、体の疼きは酷くなっていく一方。
時折、口付けられては酷く求めてしまう。
舌を絡め合わせながらも指先で胸を弄られてくぐもった声が出る。

もう、早く触って欲しいと熱をもつ私の芯は下着をびっちゃりと濡らしている。

あぁ、やだ、こんなのって無い……

かろうじて残された私の羞恥心がこの現実から目を背けさせてしまう。

お願いだから、夢であって欲しい。
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