第4章 yellow
そう、住久くんといつものお店に
飲みに来たのに
偶然二宮くんに発見されて
なぜかテレビ番組の打ち上げ、というものに
一般人の二人がちゃっかりお邪魔している。
違和感満載、なはずなのに
実はそうでもない。
「そんなの住久くんが悪いよ。」
「はい?俺なんかしました?」
「と二人きりになんて
させないよ?」
二宮くんの言葉に
私が焦ってしまう。
「ち、違う。そんなんじゃ、ないから」
私のフォローもむなしく
住久くんが二宮くんの挑発に乗る。
「へえ、バレてたんですか」
「うおっ、住久くんっキャラ違う!」
「、お前は黙ってろ
これは男の問題なんだよ」
「ちょっと、いい加減諦めません?
言ったよね、
こっから手出したら許さないって」
「ははは、なんでしたっけ
あ、あれですか?
二宮さんがなんだか弱って僕にを頼む、
なんて言っちゃった時のことですか?」
「こら、住久くん
私は弱ってなんかありません」
「ふーん、へーえ、どこが」
「ちょ、ちょっと、二人とも
声がね、大きくなってるから、静かに」
二宮くんとの関係が
ばれたら困るんですってば!
私が二人の間に入ろうとすると
大野さんが私の手を触った。
「ちゃん、ほっとけばいいんだよ」
「や、でも」
「いいのいいの、あれはじゃれてるだけだから」
「え?じゃ、じゃれる?」
「うん、ほら見て楽しそう」
言いあう二人を見ると
口元は微かに緩んでいるように見える。
「あ、ほんとだ」
「ね、案外似たもの同士なのかも」
大野さんの顔を見て二人で笑った。
「で、大野さんはいつまでその手を
握ってるんですか」
さっきまで住久くんとの言い合いに
夢中だった二宮くんが
ぐるりと首をこちらに向けた。
「ふふふ、ニノが悪いんじゃん。
ちゃんの相手しないから
いじけてたよ、この人」
ほんとに?と二宮くんが私を見る。
「あ!わ、私化粧室!」
「逃げたよ」
「逃げたよあの子」
わーわーわー
もうその話題はやめてください。