第34章 10年越しの告白
俺は一先ず自分の着替えを済ませるとベッドに戻った。
ベッドの上では翔さんが横を向き少し背中を丸めるようにして寝ていた。
ここで寝てもらうのは構わないけどスーツを脱がせないと皺になるよな?
明日も仕事があるし、Yシャツは俺のを貸せてもスーツはサイズが合わなそう。
翔さんの上半身を抱き起こすと力の抜けきってる翔さんは俺にもたれ掛かかった…
「んっ…ふぅっ…」
俺の肩口で翔さんの甘い声が聞こえ、熱い息が頬にかかる…これは拷問か?と頭の中で誰も答えてくれない質問を投げ掛けた。
急いで袖を抜き上着を脱がせると翔さんをベッドに横たわらせた。
次はスラックス、っと………脱がせていいのか?でも脱がせないと皺くちゃになったら困るし…
俺はベルトとボタンをはずし、ファスナーを下ろした…
「んんっ…」
ちょいちょい聞こえる翔さんの甘い呻き声に俺の下半身が反応しそうになる。
これ以上はマジでヤバい…俺の理性の壁はそんなに分厚く出来てないんだよ。
でも、脱がせないわけにいかないし…悩んだ挙げ句辿り着いた答え…布団を被せちゃえばいいんだ。
見えなければ大丈夫。っと、その前にYシャツも脱がせてあけた方が楽だよな。
ネクタイをはずしYシャツを脱がせた。現れたのはTシャツから覗き見える薄ピンク色に染まった滑らかな肌…思わず手を伸ばしたくなる邪心を首を振って追いやった。
布団を被せ、中に腕を忍ばせた。翔さんの腰を少し持ち上げなんとか脱がせることが出来た。
ふぅっ…終わった。なんかすげぇ疲れたな…なんて一息ついて安堵したのも束の間。
「ぅんん…」
翔さんは寝返りをうつと布団を退けてしまった。