第6章 ~恋と恋の、あいだ~(松川 一静)
薄暗く、静かな部屋に、
ゆっくり、
小さな水音と
小さな喘ぎ声が響く。
正直言うと、
ちょっと暗すぎるし
真っ正面からじゃ手元までは見えなくて
予想してたほど
"生々しくエロ全開!"って感じには
ならなかったんだけど、
それが却って想像力をかきたてて、
俺は、とてつもなく興奮してた。
俺自身も裸な訳で、
肌寒いはずのこの季節の夜の空気も
たぎりながら体を駆け巡る熱い血液には
かえってちょうどいい。
だんだんと速さと高さを増す
綾ちゃんの艶っぽい声。
気がつくと俺も、
自分の真ん中にそそり立つモノに
手を添えて、しごいていた。
『っ…いっちゃん、見て、る?』
『ぉ…ん、ぁ、見て…る、』
たったそれだけの返事すら
まともに出来ないくらいのボルテージ。
『…イ、き…そ、う…』
『…』
『…ね、イっても、いい?』
『…っ、オレ、見て、っ、から…』
マヂで、鼻血、出そーだ…
『…ふぅ…んぁ、ぁ、ぁぁ…っっっ、』
綾ちゃんの切れ切れの喘ぎ声。
そしてあちこちの動きがピタリと止まる。
見ている俺も、思わず、手を止めた。
『…いっちゃん、』
『…』
『ねぇ、いっちゃん、』
『…え?』
呼ばれて、ハッとする。
『…それ、欲しい。』
それ。
綾ちゃんの目線の先にあるのは、
俺の手の中で、
大きく熱く勃ちあがったままの、モノ。
『…こっち、来て。』
そっと動いて
布団の上に自ら身体を横たえた
綾ちゃんの姿を見たら、
『…綾、ちゃんっ、』
もう、俺の体は
自分じゃ制御できなかった。
飛びかかるように、
体の上にのしかかる。
綾ちゃんが
自ら開いてくれた両脚の間に、
真っ直ぐ、モノを突き刺した。
さっき、
綾ちゃん自らの手で
達したばかりのナカが
すぐにオレを包み込む。
あったかくて。
ザワザワしてて。
ぬるぬるで。
そして何より、優しくて。
背中に回された綾ちゃんの腕。
俺も、綾ちゃんを抱き締める。
初めて、ちゃんと正面から抱き合えた。
お互いの顔を見ながら、裸で抱き合えた。
嬉しいに、決まってる。
ガツガツしないようにしようと思ったけど、
思ったけど、
そんな制御は、
やっぱり、
ムリだった。