第6章 ~恋と恋の、あいだ~(松川 一静)
シーン…
部屋が静かすぎて、居心地が悪い。
テレビを見ようかと思ったけど、
綾ちゃんが風呂からあがってきた時に
あわせる顔がなくて、
自分の部屋に引き上げることにした。
なんだよ、マジで。
誰にこの気持ちをぶつけたらいいんだ?
母さんか?
年頃の息子と独り身の女性を
二人きりで平気で留守番させる
母さんか悪いのか?
あ、彼女か?
勝手に綾ちゃんに会ったりして
勝手に弁当作るとかいうからか?
いや、やっぱ、綾ちゃんだろ。
弱そうなこと言って
勝手にキスしてきたくせに、
生殺しみたいなところで止めて。
ごめん、とか謝られたら、
こっちも申し訳なくなるだろ。
…胸、一瞬しか触ってないけど、
結構デカい感じだったな。
風呂あがりはノーブラだろうか?
今頃、風呂場で体、洗ってんのか?
ボディーソープで泡だらけで。
…こんなに悶々してんのは、
もしかして俺だけじゃなく
綾ちゃんも一緒だったりして。
風呂場で、
"さっきの続き"想像しながら
自分で胸、揉んだりしてねぇかな?
胸だけで止まらなくて、
シャワー、アソコに当てて
声を殺しながら感じてたり…
やばい。
俺、完全に、妄想モードだ。
最近は練習がキツくて
夜はベッドに入ったら即寝だったけど、
今日は悶々と目がさえて眠れない。
…きっと綾ちゃんだって、
本当はあの先まですすみたかったはず。
こらえきれず、
自分の股間に手を伸ばした。
ゴリゴリに勃起してる、ソレ。
自分の手でも足りないくらい
大きく熱く、存在を主張してる。
くそ、綾ちゃん、
わりぃけど、俺の頭の中で
勝手に犯させてもらうから。
そうだな、場面は…風呂場に乱入。
泡だらけの体のあちこちに手を滑らせて
逆らえないくらい骨抜きにしてから、
俺のアレにも泡つけて、
手で丁寧にしごかせながら
一回、顔にかけてやる…
そのまま、
風呂のふちに手をつかせて後ろ向かせて、
いきなりズドンとぶちこんでやるんだ。
『いっちゃん、やめて、ぁぁん、ダメ…』
とかっていっぱい喘ぐから、
"母さん帰ってきたらどーすんだよ"
とか言って、声、我慢させて、
そのままドピュッと、ナカ出し…
ぉぁ…
出た。
久々に、自分で出した。
なんでだ?
スッキリどころか、自己嫌悪。