第145章 あなたにもう一度後日談(3)あとがき2
二人は寄り添いながら、目を閉じ……
不思議な夢を見た。
あるお城で夫婦が子を一人ずつ抱き、
雪が降る外を肩を並べ眺めている。
父親は
金色の髪に、翠色の瞳の男の子抱き。
母親が抱いていたのは
金色の髪に、金色の瞳の男の子だった。
「……瞳の色は違えど、瓜二つだな」
「二人共、どうか無事に大きく成長しますように」
夫婦の願いはただ一つ。
二人の息子を抱き成長を祈りに神社へと足を運んだ母親の元に、老いた神は舞い降りる。
「我は天邪鬼の神。その赤ん坊を我に授けては貰えないか?」
金色の髪に金色の瞳は神の証。
母親は悩み涙を流しながら、
幸せになれるならと神に子を預けた。
老いた神はある天女にその男の子を抱かせ、契約を結ばせる。
ーー花の生まれ変わりを宿したお前は、この者に忠誠を誓い……娘を差し出せ。
ーー……はい。
天女は自身の腹部に手を添え、しかと頷く。