第135章 あなたにもう一度後日談(1)
俺は布団を捲り、子供達を抱き締めるように眠るひまりの隣に潜り込む。
「……んっ、い、…え…やす…」
すると寝言で俺の名前を呼びながら寝返りを打つ姿に、愛おしさを感じ、薄っすらとした眠気がやってくる。その姿に安心し、癒されたのか……俺の心は温かいものに満ちていた。
「……よく考えたら、俺のハジメテ全部ひまりだし」
嬉しさと悔しさに苛まれ、柔らかい頬を起こさない程度に、ふにふにと指で押すと……頬の筋肉が緩むのを感じる。
「……だ…いす…き」
「……はぁ。ほんと最強」
俺がいつから、ひまりを好きかは……
一生教えてあげれないかもね。
花を摘んだあの瞬間の俺の気持ち。それを生が尽きるまでひまりに伝えれないのは、確かに罪深いことかもしれない。
「竹千代、時姫、ひまり……。おやすみ」
俺はそっと三人の体を引き寄せ、約束通り四人揃って眠りについた。