• テキストサイズ

イケメン戦国〜天邪鬼な君へ〜

第129章 あなたにもう一度第三幕(16)




俺達が玄関に入ると出迎えた意外な二人の姿が、そこにはあった。


「父上!おかえりなさい!」

「竹千代、どうしたんだ?袴なんて履いて」


へへっ、と得意げに笑う息子に「良く似合ってる」と、だけ言って頭にポンと手を置く。


「時姫っ!かわ………!」


その隣で花の飾りを付けた可愛らしい娘を見て、思わず抱き上げようとした時……どっかの馬鹿が先に、抱きかかえ……。


「時姫様、何て可愛らしいのでしょう!もうまさにひまり様の瓜二つでは、ありませんか」


「……三成。後で後悔したくなかったら、今すぐその汚い手を離せ」


俺は引っ手繰るように時姫を三成から奪い、頬をすり寄せる。


「親馬鹿してる場合かよ!それより竹千代、格好良いじゃねえか!」


幸村がそう言うと、竹千代は嬉しそうにくるっと一周回り、


「母上が明日の祝いに仕立ててくれた!」

「ひまりが?」

「前、母上が出掛けた時に約束した贈り物はこれだと……ちゃんと笑顔で待っておったから、羽織も一緒に仕立ててくれた!」


(え………前って……)



「ち、ちうえ……こえ!」


時姫はいつもぶら下げていた巾着の中から、見覚えのある物を取り出す。


「これ……ひまりの」


小さな手の上に乗った耳飾りを見て
片方は、時姫が持っていたことを知り……


「お、とろい」

「時姫、おとろいじゃなくてお揃いと、母上は言っておっただろ?」


竹千代は自分の懐からもう片方を取り出し、自分は今日ひまりから貰い時姫は前に貰っていたことを話した。




/ 636ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp