第128章 あなたにもう一度第三幕(15)
花飾りを懐に仕舞い。
俺は飾り付けられた異様な光景の城を見て、固まる。
(やり過ぎだし……)
どうやって作ったのか想像出来ないような大きさのリース。素材は松ぼっくりと木ノ実で出来ていた。それがこれまたどうやって飾ったのか……門前にでかでかと飾ってあり重い息を吐く。
(何がしたいのワケ?本当に……)
しかも馬もトナカイに見立てたのか、頭に何か角のような物を付けられ、鼻に赤い何かが塗られているのを見て、流石に気の毒に思えてくる……。
(くりすます明日だし、一日早いし)
突っ込みどころ満載の場内に、足を進め大広間に辿り着くと……更に俺は盛大なため息を吐いた。
「何でもう既に着替えてるんですか?」
赤い衣装を纏った、第六天魔王。
羽のついた白い衣装を着た三成は無視して素通りし、呼ばれた用を尋ねる。
「相変わらずノリが悪い奴だ」
「……放っといて下さい。それより何ですか?用って?秀吉さん深刻そうな感じでしたけど」
どう見てもふざけているようにしか見えず、俺が呆れたように聞くとやはり真面目な話なのか……部屋にいた全員が、暗い表情を落とす。