第112章 あなたにもう一度第二幕(11)
木枯らしが吹き、地面に落ちていた枯葉を舞い上がらせる。公園で過ごしている内にすっかり夜になり、暗闇に装飾されたもみの木がライトアップされる。
「……十二月だし、流石に寒いですね」
白い息を吐きながらツリーを見上げ、ひまりが手を擦り合わせるのを見て……俺はそっと後ろから抱き締めた。
「い、えやすさん?」
俺はそっと持っていた紙袋から、ラッピングされた大きな包みを渡す。これは、あの時の会話を思い出し用意していた物。
「はい、クリスマスプレゼント」
「え……?」
俺の顔と手渡された包みを交互に見て、ひまりはゆっくり中身を取り出すと大きく瞳を開いた。