第110章 思わぬ出会い(6)
翔「…あの…もしご存知なら…母さんのお墓教えてもらえますか?」
管理者「お墓?翔ちゃん知らないのかい?」
ああ…そうか…この人は俺が神社に置き去りにされたの知らないんだ…
俺がどう説明しようか考えていたら
管理者「実はワシも知らないんだよ…だからあの人に聞いたら良い」
翔「あの人?」
管理者「名前はちょっと思い出せないんだが、確か大崎さんの友人だと言ってたな。彼女が大崎さんの最期を看取ってくれたんだが…翔ちゃん知らないか?」
翔「いえ…」
俺が解らず否定したら和也が
和「もしかしてこの人ですか?」
と言ってまた1枚の写真を取り出して見せた
お爺さんはその写真を見て
管理者「そう、この人だよ」
潤「…やっぱり…社長婦人…」
そこに写っていたのは櫻井社長婦人だった
そしてお爺さんはまた信じられない事を告げた
管理者「大崎さん自身身寄りがなかったから、ご遺体はその人が引き取ったんだ。だから墓も彼女が知ってるハズだよ」
翔「えっ!?」
社長婦人が!?
智「その後翔くんを神社に連れてったって事か?」
管理者「神社?」
和「あ、何でもありません…翔兄さん、そろそろおいとましましょう…」
翔「…ああ…」
潤「すみません、色々とありがとうございました」
管理者「いや、ワシも久しぶりに翔ちゃんに逢えて嬉しかったよ。また遊びに来なさい」
翔「…はい…ありがとうございます…」
俺達は管理者のお爺さんにお礼を言って帰路についた