第107章 思わぬ出会い(3)
~翔side~
あれから数日が経ち、喫茶店は相変わらず忙しい日々が続いていた
ただ、智くんは便利屋の依頼、雅紀も依頼がなければ喫茶店を手伝っていたけど、ここ数日は依頼に行く事が多くなり、和也も舞台稽古が入った為、俺と潤との2人でが多くなっていた
そのせいか3人目当ての客が少なくなり、俺と潤でも何とか切り盛り出来ていた
潤「翔兄さんお疲れさま。一段落したから休憩にしようか」
翔「そうだな…じゃあ看板を準備中にしておくよ」
俺は看板を変える為に外に出た
すると
翔「…あ…」
母客「こんにちは。ご無沙汰ね」
またあのときの女性がやって来た
翔「…ご無沙汰してます。すみません今から準備中に…」
母客「大丈夫よ。客として来た訳じゃないから…貴方に用があって来たの」
…またか…この人一体何なんだろう…
智くんは知ってるみたいだったけど…
翔「…中にどうぞ」
俺はとりあえず中に通して奥のテーブルに案内した
潤「…翔兄さん…その人は…」
翔「潤、悪いけどコーヒー用意してくれるか?」
潤「…うん…」
…なんだろう…潤のあのうかない表情は…
翔「お話って何ですか?」
母客「…貴方の事色々調べさせてもらったの」
翔「…は?」
俺の事を…?何でこの人が…
母客「貴方は幼い時に『松本』というお宅に養子として育てられたそうね」
翔「…そうですが…それが何か…?」
さっきから何なんだ?何でそんな事を調べたんだ?