第107章 思わぬ出会い(3)
和「…確かに雅紀兄さんの言うとおりですね…今の話で思い出しました。以前翔兄さんから聞いた事…」
潤「翔兄さんが…何て?」
和「初めて翔兄さんから孤児だと聞かされた時に聞いたんです『本当の両親を探すつもりですか?』って…その時翔兄さん『今更本当の両親に会いたいとは思わないけど、真実は知りたいかな…?あの日、何で俺の事を捨てたのか…』って言っていたんです…」
真実…そうだよな…何故自分は捨てられなきゃいけなかったのか…
和「…智兄さんなら解りますよね?翔兄さんの気持ち…」
智「え…そう…かもな…」
…母ちゃんは俺を父ちゃんに託して別れ、その後俺に会いには一度も来なかった…
何で一目でも会いたいと言ってくれないのか…
正直俺の事なんて忘れてるのかと…
あの日松本の家で渡されたアルバムを見るまではそう思ってた…
潤「…俺だって翔兄さんが望むなら会わせてやりたい…けどもしあのまま実の親といられれば、翔兄さんに苦労かけなくて良かったのに…そう思うと許せないんだ!」
潤はそう言いながらうっすらと涙を滲ませていた
雅「潤…解るよお前の気持ち…でも、だからこそ翔ちゃんの気持ちを尊重してあげたいんだ」
潤「…うん…」
智「多分また何かしら言ってくると思う…もしかすると自分は母親だと告げるかもしれない…その時俺達で翔くんの支えになろう。俺達は兄弟なんだから」
和「はい」
雅「うん!」
潤「…そうだね…」
例え翔くんがどんな結論を出そうとも