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【 ハイキュー !!】~空のカタチ~

第27章 小さな太陽と大きな背中


「どうだ!参ったか?!」

私に向けて、もの凄いドヤ顔を影山が見せる。

『っかぁぁぁぁ!王様ムカつく!』

今のは絶対、日向君が来るって分かってたのに!

思わず日向君の動きに目を奪われたから出遅れた!

それにしても···サポーターしてるのにヒジとヒザ、痛かったな···

青アザコースですな、これは。

スリスリと擦りながら、帰ってからの桜太にぃの静かな怒りが想像出来て身震いをする。

山「城戸さん、大丈夫?立てる?」

山口君が歩み寄り、私の前に手を差し出してくれる。

『あはは、レシーブ失敗しちゃった。1点取られちゃったよ』

出された手を借り、よいしょっと立ち上がる。

縁「コートから出て、冷やす?何かさっき、凄い勢いだったけど···」

様子を見ていた縁下先輩も、私のヒジやヒザの赤みを見て心配そうに眉を寄せた。

『大丈夫です、ありがとうござ···ヒィィィ···』

縁「えっ?!なに?!」

縁下先輩の後ろに···怖い顔した澤村先輩が見えるのは、私だけだろうか···

そう思ってチラリと隣を見れば、山口君も何となく青ざめている。

良かった···私だけじゃない。

···じゃなくって!!

山口君にも見えてるって事は、ホンモノじゃん?!

思わず2歩、3歩と後退りをしてしまう。

その距離を詰めるように澤村先輩も前に進み、近付いてくる。

澤「紡、腕···見せて?」

『だだだ大丈夫です!ちょっとぶつけちゃったかなぁくらいだし!』

澤「大丈夫なら、見せて?」

『痛くないし、何ともないから!』

澤「見せなさい」

『はい···』

澤村先輩のオーラに負けて、サポーターをずらしヒジを見せる。

その部分は既に赤青くなっていて、明日を待たずに青アザになろうと進化していた。

はぁ···とため息を吐く澤村先輩の無言が怖い。

澤「ヒザは?」

何かを言って抵抗しても無駄な事は分かってるから、私も無言でヒザを見せた。

ヒザも同じように赤青くなりつつあって、それを見て澤村先輩がまたため息をひとつ吐いた。

澤「桜太さんに···俺も一緒に怒られよう」

『あ、それは私だけで大丈夫です。慣れてるし』

澤「慣れるなよ」

苦笑を見せながら澤村先輩が私の顔を覗いた。

澤「とりあえず、一瞬だけでも冷やすかな···スガ!悪いけどスプレー持って来て!」





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