第27章 小さな太陽と大きな背中
澤「お疲れっした!!」
?!
あ、や、ヤバイヤバイ!
考え事してる場合じゃない、最後までちゃんと仕事しなきゃ!
慌ててタオルやスクイズを持って、周りに配る。
『はい、日向君タオル!あと影山も!・・・今日もいっぱい練習したから疲れたよね!』
ひと声ずつかけながら、タオルを手渡して行く。
影「お前はなんもしてねーだろが」
『失礼ね!!ちゃんとマネージャーのお仕事してたでしょうが!!』
影山め・・・何を言い出すかと思ったら、全く!
影「はぁ~?一日中記録付けばっかじゃねぇか」
『他にもたくさん仕事してました!!』
影「どうだか?」
『はぁ?!』
なんなの急に絡んで来たと思ったら超攻撃的!!
日「ふ、ふたりとも落ち着いて!」
影+『「 うるさいっ!! 」』
日「ひぃぃぃっ・・・」
・・・やってしまった。
『ご、ごめん日向君・・・』
つい、勢いで言ってしまい、日向君に謝った。
日「あはは・・・大丈夫。それよりさ?旭さんが戻って来れば、菅原さんも西谷さんもいろいろ上手く行くのかなぁ・・・?」
影「・・・知らね」
日「旭さんの事、人一倍責任を感じる性格だって言ってたけど、菅原さんもそんな感じしねぇ?」
影「どっちも自分に責任感じてんだろ・・・ひとりで勝てるワケないのにな」
・・・ん?
日「おっ、お前がソレ言う?!オレはお前の名言、鮮明に覚えてるぞ!!・・・レシーブも、トスも、スパイクも、全部俺一人でやれればいいのにって思ってます」
・・・影山、いつそんなこと言ったんだろう?
っていうより、日向君・・・今の影山の真似?!
影「うっ・・・うるせぇ!!」
『あ!影山やめなって!!すぐそうやって!』
日向君を掴み上げる腕を解こうと、私も駆け寄る。
日「・・・やれればいいのにって思ってます」
・・・プッ・・・また影山の真似!
思わず笑っている間に日向君は影山に投げ飛ばされ・・・空中でクルリと体制を整えて着地した。
・・・日向君、どんだけ身軽なんだろう。
日「ネットのこっち側はもれなく味方のはずなのに、こっち側がギスギスしてんの・・・ヤダな・・・」
日向君・・・
いつもニコニコしている日向君が、真剣な顔をしてポツリと漏らした言葉が、凄く心に残った・・・