第27章 小さな太陽と大きな背中
田「東京かぁ・・・シティボーイめ、ケチョンケチョンにしてやるんだゼ!」
月「・・・シティボーイって・・・」
田「うっせぇ!月島テメェ!コラッ!!」
シティボーイって・・・なんかちょっと、ははっ・・・
そんなことより!
合宿の間って、食事の手配とかどうするんだろう?
小学生バレーの時なんかは、みんなのお母さん達が作ってくれたりしてたけど・・・もし、そういうシステムだったら・・・
いま、うちのお母さんいないし。
まさか、桜太にぃや慧太にぃには頼めない・・・
澤村先輩に、聞いてみた方がいいよね。
『あの、大地さ、』
西「大地さん・・・すみませんオレ・・・練習試合出ません・・・」
えっ?
西谷先輩・・・いま、なんて?
澤「西谷・・・?」
西「翔陽はイイヤツだし、他の1年もクセ者揃いだけど面白そうなヤツばっかで、これからこのチームは・・・なんかこう、いい感じにやって行くんだと思います」
なんだろう・・・
西谷先輩の悲痛な眼差しに、気持ちが揺さぶられて・・・痛い・・・
西「オレもここで練習したい。けど、オレも試合に出て、このチームで勝ったら・・・旭さんいなくても勝てるって証明になるみたいで・・・イヤです・・・今まで一緒に戦って来たのに・・・・・・あ、・・・わがまま言ってすみません・・・」
・・・西谷先輩の言いたいことは、私にもわかる。
だからこそ、何とかして東峰先輩に・・・戻って来て欲しい。
澤「・・・わかった。でも合宿には出てくれよ?」
西「えっ?でも・・・」
日「ノヤっさん!もう1回!ローリングサンダーもう1回!」
澤「・・・な?」
西「・・・ハィ」
それからまた練習が始まって、合宿の事とか聞きそびれちゃったなとは思ったけど・・・
それよりも、今は。
ー 今まで一緒に戦って来たのに・・・ ー
さっきの西谷先輩の言葉が何度も頭の中でリフレインしていて、練習が終わるまで・・・頭の中が東峰先輩の事でいっぱいになっていた。
この前話した感じだと、バレーが嫌いって訳じゃ・・・ないっぽかった。
それに、うちの部の・・・ってハッキリ言ってたし。
辞めたりとかするつもりだったら、多分、うちの部のとかは言わないはず・・・
バレー部の、とか、そういう感じで話すと思うんだけど。
う~ん・・・もう1度、東峰先輩と・・・
