第27章 小さな太陽と大きな背中
『ご、ごめんなさい!でも・・・アッハハハハ・・・』
ダメだ、もう止まらない!!
ローリングサンダーって!!
涙が浮かぶほど笑い続けていると、バタバタと足音をさせながら武田先生が体育館へと走って来た。
武「お疲れ様~!みんな!ちょっと聞いて!!」
武田先生がそう声をかけると、澤村先輩がみんなを武田先生のもとへ集合させた。
武「みんな、今年もやるんだよね?・・・ゴールデンウィーク合宿!」
澤「はい。まだまだ練習が足りないですから・・・」
それは・・・確かにそうだと思う。
ひとつでも先の大会を目指すなら、今の練習量じゃ、先に進むのは難しい・・・
武「それでねぇ・・・ゴールデンウィーク最終日なんだけど・・・練習試合組めました!!!」
「「 おおっー!! 」」
田「スゲェー!頼もしいな!武ちゃん!!」
菅「相手はどこですか?」
青城との練習試合以降、練習試合がなかったせいか、みんなの食い付きが凄い。
合宿最終日の練習試合なんて・・・武田先生、よく相手見つけて来たなぁ。
武「東京の古豪・・・音駒高校。確か通称・・・ネコ・・・」
東京?!・・・ネコ?
日「ねこ?」
田「オレらも話だけはよく聞いててよ。前の監督同士がライバルで、よく遠征に言ってたんだと」
日「おお~」
菅「そうそう。名勝負、ネコ対カラス!ゴミ捨て場の決戦って!」
・・・ゴ、ゴミ捨て場?
月「それホントに名勝負だったんですかァ?」
・・・東京の、音駒高校・・・
家に帰ったら、どんな学校なのか調べてみよう。
澤「でも、ここ最近接点なかったのに・・・どうして今・・・」
武「うん、詳しい事は後で話すけど・・・音駒っていう好敵手の存在を聞いて、どうしても・・・因縁の再戦をやりたかったんだ・・・相手が音駒高校ともなれば、きっと彼も動くはず・・・」
先生の言う彼っていうのは、いったい誰の事なんだろう?
この前も、放課後にどこかへ出向いて行くところを見かけたし。
どこに行くのか聞いても、教えてくれなかったけど。
澤「よし!折角の練習試合、ムダにしないように気合い入れんぞ!!」
「「 オ~ッス!! 」」
合宿や練習試合に備えて、必要な物や足りない備品を清水先輩とチェックしないと・・・
青城との練習試合の後は、多分、全然チェックしてないから。