第13章 日本帝鬼軍
クローリー
「待たせたね。行こうか」
「うん」
武器を装備したらちょうどお兄ちゃんが来た。
お兄ちゃんは歩きながら簡潔に任務の説明をしてくる。
クローリー
「今から東京に行く。東京の池袋、新宿、渋谷近辺で日本帝鬼軍と接触できるらしい」
「ん、了解。担当場所は?」
クローリー
「僕達は新宿だ」
外に出るとヘリコプターが止まっていた。
下位の吸血鬼は既に別のヘリコプターで出発したらしく、私達貴族が到着する頃には戦争の準備が終わっている予定だ。
お兄ちゃんと乗り込むと、すぐに動き出した。
初めての任務、そして地下都市に連れて来られて以来の外の世界。
少しだけ緊張しているとお兄ちゃんが思い出した様に声を出した。
クローリー
「あ、アリス。フェリドくんから伝言」
「何?」
クローリー
「新宿ではフードを深く被ってね〜だって」
「…は?」
思わずそんな声が漏れてしまったが、それも仕方ない。
フードを被って戦うなんて無茶にも程がある。
お兄ちゃんに文句を言っても意味は無いが、これはあんまりだ。
そんな不満げな私を見たお兄ちゃんが苦笑いしながらその理由を説明し始める。
クローリー
「なんでもフェリドくんの部隊にミカくんがいるらしくてね」
「ミカが…」