第13章 日本帝鬼軍
フェリド
「詳しい事は言えないけど日本帝鬼軍はそれを成功させる為に人体実験をしているんだよ」
「…人体実験」
フェリド
「そう。アリスちゃん位の子供でね」
「!」
無力な子供で人体実験をしている組織。
そんな人達なら人間とはいえ戦いやすい。
フェリド
「更に人を殺しやすくなる情報、教えようか?」
私の気持ちの変化を読んだのか、笑いながら言うフェリド。
元から人間も吸血鬼同様好きでは無いし、本気で殺そうと思えば殺せるだろう。
でも情報は聞いておいて損がないので頷く。
フェリド
「優ちゃんにミカくん、そしてあの孤児院の子供達はみんな人体実験に使われていたんだよ」
「………」
フェリド
「どう?殺せそうでしょ」
「いや、私は殺さないよ」
確信した聞き方をしてきたフェリドに、私は否定の言葉を述べた。
それが意外だったのか、フェリドは首を傾げる。
クローリー
「どうして?」
今まで話を聞いていただけのお兄ちゃんも不思議に思った様で、フェリドの代わりに聞いてきた。
だからお兄ちゃんの方を向き、笑う。
「これでも心は人間だから」
クローリー
「でも人間は復讐心が強かったと思うけど?」
「じゃあ私が異端なんだよ。それに殺すなら人体実験を指示しているトップを殺す」