第13章 日本帝鬼軍
ステージでは目を離していた僅かの間に下位の吸血鬼からクルルへとマイクが渡っていた。
クルル
「よって我らは日本帝鬼軍を殲滅する事に決めた」
立ち上がるクルル。
そして高らかに宣言した。
クルル
「戦争だ!世界の安定を守るため…我らは欲深い人間共を皆殺しにする!」
吸血鬼
「おーーー!!」
それを聞いた吸血鬼達は歓声を上げる。
フェリドとお兄ちゃんは傍観しているが、どこか楽しそうだ。
つまり本当に始まるのだ。
人間対吸血鬼の戦争が。
*****
あの後すぐに話が終わったので屋敷へと帰り始めた私達は、先程の戦争について話していた。
「私も戦争に参加するの?」
フェリド
「うん、君も貴族だし参加だろうね」
「そっか。何か複雑」
今は吸血鬼とはいえ、4年前までは人間だったのだ。
人間を殺せと言われても簡単には殺せない。
この考えはかなり甘いのだろうが、どうしても気乗りしなかった。
クローリー
「でも僕のチームに入れるから最悪半殺しで許すよ」
「いいの?」
フェリド
「んー、クローリーくんがちゃんとフォローするならそれでいいよ」
それなら安心できる。
人と戦うのはまだ嫌だけどお兄ちゃんのお陰で何とかなりそうだ。
「あと終わりの天使って何?」