第13章 日本帝鬼軍
吸血鬼
「今現在、東京以北において暴れている脅威…それは日本帝鬼軍という名の人間共の組織だ」
日本帝鬼軍、その名前はフェリドから聞いていた。
でもかなり強くて面白い組織だという説明しかされていない。
だから詳しい事を話そうとしている吸血鬼の話に興味を持った。
吸血鬼
「奴らは我らの同胞を殺し、欲望のままに禁忌の呪法に手を出す。情報では再び終わりの天使(セラフ)の実験までしているという」
「………」
だが、話す内容はよく分からない事ばかりで困惑してしまう。
早くも集中力が切れ始めた頃、フェリドが後ろを向いて手を振っているのに気づいた。
それは先程クルルが見た方向と同じだ。
「……?」
思わず後ろを見ようとする。
フェリド
「後ろを見たらダメだよ」
でもそんな私に気づいたフェリドに小さな声で注意され、後頭部を押さえられてしまう。
その力が思いの他強くて痛い。
「…痛い」
頭を掴む手を叩いて文句を言うと、すぐに離してくれた。
「ふぅ…」
フェリドの手から開放された今なら後ろを見ようと思えば見れる。
でもフェリドはそれを嫌がっているので、今回は我慢してあげよう。
そう思い、ステージへと視線を戻した。