第87章 愛情不足?
テーブルの上に置いた物を目で確認すれば、そこには分厚い書類の山が置いてあった。
『……こんのすけ?何かなこれは』
こんのすけ「政府からの依頼調査書です!ここの本丸の調査を記入して出して欲しいとの事です!それと、部屋数や不便なところ本丸の現状などを書類にて記入の上受け取りたいとの事です!」
こんのすけの言葉と共にテーブルの上の書類をじっと見る。
『…いや、それにしたって…この量だよ?政府は…アホなの???』
こんのすけ「主様!これもお仕事の一環です!」
『いや、私本当に無理かも…文字読んでるだけで眠くなっちゃうし、字もあんまり書きたくないし…調査とか無理だし、この書類の量を見てるだけでもう目眩が…!』
私の言い訳にこんのすけはジト目でこちらを見てくる。
こんのすけ「主様…そんな言い訳もわがまま通用しません。貴女は審神者なのですよ!」
『あのね、審神者だって人だよ!』
こんのすけ「…………」
何その目は……こんのすけ?
ゴミを見るような目はちょっとやめてくれる?
やめていただける???
『…そんな目で見なくても…ねぇ?』
こんのすけ「政府の命令からは逃れられないのです。」
『お給料弾んで…そしたらやれるかも…』
こんのすけ「はぁ…まぁ、主様が頑張れるなら政府に交渉はしてみます」
『こんのすけ…!』
こんのすけ…良い奴だ…もふもふだ…!!!
私は嬉しさのあまりこんのすけを抱きしめる。
抱きしめたこんのすけは相変わらず毛並みがもふもふだった。
『もふもふだ〜…』
こんのすけ「主様…苦しいです!!!」
『あ、ごめん、つい』
パッとこんのすけを離せば、テーブルの上の書類を軽くペラペラとめくる。
この書類…私が全部記入して提出するのか…
何度見ても憂鬱になるなぁ…
そう思いながら自分がやらなくてはならない仕事からは逃げられないのだと心では分かっていた。心では。