第7章 海賊女帝
ーバンッッ!!ー
「おれにも食わせろッッ!!」
「ルフィ、そなた!!」
クローゼットから飛び出してきたルフィ。
脇目も振らずオジヤを掻き込む。
『あら、初めまして麦わらのルフィ。
私は、海軍少将よ』
「おう!」
空っぽになったお椀にまたオジヤを入れ食べ始めた。
そんなルフィの姿に笑みを浮かべる姉上様。
『私、白ひげの娘なの。
あっ、血は繋がっていないから。
エースの姉って立場になるのかな〜?』
「エースの姉ちゃんか?」
『うん、会った事は無いけど彼の事はよく知ってる』
「おれ、エースを助けたいんだッ!」
『わかってる。
だけど、とても難しいと思うよ』
「それでも構わねぇ、おれが助けたいんだッ!!
・・・姉ちゃんは助けたくねぇのか?」
『まさか、エースには死んで欲しくない。
けど、私が助けるのは時期早々なの・・・
父様の動き次第って言った方がいいかな・・』
「はぁ〜〜、食った食ったッ!!
じゃ、姉ちゃんはどうするんだ?」
いつの間にかお鍋の中は空っぽ。
あっという間に完食してしまった。
『・・そうだね・・・
1回会ってみようかと思ったけど・・・』
そう言ってルフィの麦わら帽子にそっと手を当てる。
その表情は、穏やかだった。
『・・この帽子の元の持ち主のために伝えたい事を話してみようかな』
「元の?シャンクスの事か?」
『それもあるけど・・・
あら?ルフィは知らないの?
この麦わら帽子、シャンクスが誰に貰ったのか』
知らねぇと言うルフィに姉上様は優しく微笑む。
『そっか、まぁ私もエースと少しお話でもしようと思ってるから』
「姉上様が力添えくださるのならば、心強い。
良かったな、ルフィ」
「おう!」
私に出来る事は限られているけどね
と、笑う姉上様はお鍋を持って部屋を出て行った。
望みが薄かったが海軍内に味方がいると大分状況は変わる。
どうかどうか、ルフィの願いが叶う様わらわは願う。