第7章 海賊女帝
『あれ?』
辺りをキョロキョロしながらお椀にオジヤを注ぐ女。
「・・・ここはもう良い、早く出ろ」
『えーっ!?せっかく一緒に食べようと思って作ってきたんだよ!』
そう言ってテーブルにお椀を3つ並べている。
やはり、気付かれたか・・
『今まで世界政府の言いなりになる事を嫌がっていたハンコックが急に来てくれる事になったじゃん』
椅子に座り、お椀に手を付けながら話す女。
「・・気紛れじゃ、それより早く出て行け」
『その上、インペルダウンに行きたいとかハンコックにしては珍しいって言うかハンコックがインペルダウンに行きたいと思ってるわけじゃないかもって思ったのよね〜』
「・・・」
技を掛けようと試みるが、ゆったりと座る女にその隙が無い。
『で、さっき甲板にハンコックが出た時気付いたんだよ!
最初は上手く隠してて、気付かなかったけど部屋にもう1人凄い覇気の持ち主がいるってね』
覇気だだ漏れ、それを隠せるハンコックって強いんだね
と、女は笑いながらお椀を空にしてしまった。
「・・何が言いたい」
『何も?ただ、もし密航者が麦わらのルフィならお話したいな〜って思っただけ』
「話がしたいだと?!」
『あら、いけない?
仮にも私は海軍少将だからこんなチャンスがなきゃ、ゆっくり話せないと思っただけだよ』
本当にこの女は何を考えておる。
わらわには、皆目わからん。
『だって、エースは白ひげの息子でしょ?
だったら、私の弟分になるから弟分の弟のルフィは私の弟で間違いないわけじゃない〜』
「えっ?弟の弟?
お主、何を言っておるのか!?気は確かかッ!!」
『あっ、これオフレコね。
私とハンコックの秘密って事でよろしくね』
ちょっと待て。
ルフィの兄は女の弟だと?
よくわからんが、弟と呼ぶのならこの女は・・・
「姉上様・・・」
何と言う事だ!
ルフィの姉上様にわらわは、何と口の利き方をしたのだ!
戻れるなら初めからやり直したい!
『・・何?ハンコック?』
こ、こ、これは、認められたと言う事か!
わらわは、ルフィの許嫁かッ!!