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【ONE PIECE】ひとつなぎの物語

第6章 真珠を量る女(ロー)







ハートの海賊団がシャボンディ諸島に来てから10日が経った頃。
島は“あるニュース”で騒然となっていた。


「今朝がたファイアタンク海賊団が港に着いたらしい!」

「なんだと? 昨日はホーキンス海賊団が現れたばかりだというのに・・・」

「破戒僧海賊団の姿を見かけた奴もいるって噂だぞ」

「何の因果だ・・・いったい、この島に何人の“億超え”ルーキーが集まっているというんだ」


“新世界”を目指す海賊にとって、唯一のルートである魚人島へ行くためにはまず、シャボンディ諸島に寄らなければいけない。
だが、名のある海賊には慣れているはずのこの島ですら、同時期にこれほど多くの億超え賞金首が集まるのは珍しいことだった。


“最悪の世代”と呼ばれるルーキーが続々とこの島に集まっているという噂は、29番GRにも届いていた。



「キャプテン、キャプテン!!」

ペンギンとシャチが血相を変えながら、クレイオの作業場に飛び込んでくる。
ちょうど背中に海賊旗のマークを彫っているところだったローは、上半身裸でうつ伏せになったまま、顔をしかめながら首をもたげた。

「お前ら・・・施術中は邪魔をするなと言っただろ」

手元が狂ったらどうするんだ、とかなり不機嫌そうだ。
それもそのはず、ここはクレイオにとって神聖な作業場。
ローにとってもそうなりつつあるこの場所に、いくら仲間だろうと土足で入るようなマネはして欲しくない。

「す、すいません、キャプテン・・・だけど、大変なんですよ!」

「・・・どうした?」

一刻も早く船長に知らせるためここまで走って来たのか、シャチは息を整えながら口を開いた。

「“赤旗”のドレークと、“魔術師”ホーキンスもこの島にいるらしいです!」

「ドレーク屋とホーキンス屋が・・・?」

どちらも自分の首に懸けられている額を上回る賞金首。
ローの眉間に、さらに深いシワが刻まれた。





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