藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第21章 ♡Story68♡ 両家家族のご対面
「そんな!僕は医者として当たり前のことをしているだけです。
でも……できるだけ、玉森産のそばには家族が誰かしらいると助かります。
少しでも異変に気づいたら、それに越したことはありませんから……」
「わかりました。家族にもそのことを伝えます。」
「お願いします。それじゃ、また異変を感じたらすぐナースコールでお知らせください。」
「はい、ありがとうございました。」
お辞儀をすると、宏太達は病室を出ていき再び二人だけとなった。
「百合……」
太輔は百合の頭を撫でた。
「俺が……最後まで支えてやるからな……だから、お前は何も心配しないで、
自分のことだけ考えていればいい……もう、誰にも気を使わなくていいんだからな……?」
「んっ……」
「っ……」
(起こしちまったか?)
百合が起きたかと思われたが、寝返りを打ち眠っていた。
「まぁ……ゆっくり休め。
さて、今のことを裕太くん達に伝えないt._プルルル…誰だ?
……っおふくろ!?」
太輔のスマホに電話がかかってきたが、着信主は太輔の母であった。
「っおふくろが、なんで……もしもし、おふくろ?」
『っ太輔!』
「っおふくろ、なんだよ急に……驚かすなよ……」
『ごめんなさいね(苦笑)
貴方の、彼女さんのことが気になってね……』
「百合の……?」
『えぇ、百合さんのことはテレビで知っているわ。
病気、かなり深刻だって聞いているわ……それに、妊娠の件も……』
ちなみに太輔の家族には以前に百合のことを伝えていた。
『今、百合さんのご様態は?』
「やっぱり……白血病を患ったままでの出産はかなりきついものみたいで……」
『そう……今病院に?』
「あぁ……さっき先生に言われて、できるだけ家族が
寄り添っていたほうがいいって言ってたから、
今百合のご家族に連絡しようと思ってたところ。」
『よほど、深刻なのね……』
「……正直な、ところ……」
『わかったわ。お父さんや弟たちにも伝えておくわ。』
「ありがとう……」
『……太輔?』
「……?」
『実はね……』
「どうしたの?」