藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第21章 ♡Story68♡ 両家家族のご対面
「百合は大丈夫なんですよね?」
「今のところ……想定内ですから……でも、体への負荷はこれから大きくなります。
元々、がんが進行している状況で妊娠というのは、かなり危険なことですから……」
「っ……」
「……ごく普通の女性みたいに、
出産はできないと考えてもらったほうがよろしいかと思います。」
「……そうですね……」
「母子共に、生存できる可能性も極めて低いかと思われます……」
「えぇ……承知の、上です……俺が、百合を支えますから……」
「……。」
「玉森さん!」
するとそこへ宏太がやってきた。
「薮先生……玉森さんの血圧が、低下しています。」
「あぁ……薬も、以前のより弱いものにしているし
妊娠自体が身体へ負荷を与えている……やっぱり、リスクが高いか……」
「……。」
(っ百合……)
深刻な表情を見せる宏太や慧らに不安が募る太輔。
「……でも、少しずつだが血圧も戻ってきている……目も、時期に覚めるでしょう……」
_ほっ「……」
(よかった……ひとまず、安心すべきか……)
「でも、また同じようなことは必ず起きます……その際は、
必ずナースコールで伝えてください。」
「わかりました……でも、病室に百合しかいなかったら……」
「我々のほうで、すぐ対応できるように定期的に見回りを行います。」
「そうですか……なら、大丈夫ですね……」
「はい……そういえば、先ほどお母様のほうから聞いたんですけど……」
「はい……」
「ご結婚……されるんですよね?」
「え!?あ、まぁ……」
「お話によると、出産後に式を挙げたいと本人が言っていたと……」
「っはい……赤ちゃんにも、式を見せてあげたいんだって……」
「そう、ですか……我々も、最善を尽くさせて頂きます。
少しでも、母子ともに助かるように……」
「ありがとうございます……百合も、心強いと思います。
貴方のような先生を持って……」