藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第21章 ♡Story68♡ 両家家族のご対面
「っ大丈夫か百合……」
「うん……」
布団に潜り込む百合。
「百合……」
「……うぇ……気持ち悪い……太輔、脇に置いてある洗面器頂戴……」
「っ吐きそうか?」
「微妙……吐きたいけど吐けn.ぅぷっ……!」
突然口元を手で押さえる百合。
「っ百合……!」
「っ洗面、器……」
「っあ、あぁ……」
急いで百合に洗面器を渡す太輔。
「げぼっげほっ…!ぉえ……」
洗面器に嘔吐する百合。病室には一気に胃酸などの匂いに包まれた。
「っ百合……」
太輔は百合の背中を優しくさすった。
「っはぁ……はぁ……」
「大丈夫か……?」
「うん……吐いたら少しすっきりしたよ……ごめん。」
「謝ることじゃないだろ……手、洗うか……少し汚れちゃったもんな……」
「うん……」
「立てるか?」
「大丈夫、だよ……」
ベッドから降り水道で手を洗い消毒もした百合。
洗面器はすぐ看護師が後始末をした。
「はぁ……」
一息つく百合。
「ほんと……大丈夫か?」
「こんなの……妊娠したら当たり前の症状だし……がんばるしか、ないから……」
「……。」
「赤ちゃんを産むって、本当に大変なことなんだね……男の人には、
あまり解らないだろうけどさ……」
「まぁ男は、子供産まねぇからな……支えるのが、精一杯だよ……」
「そうだn._ガクッ…」
「っ百合!?」
途中で意識を失った百合、そのままベッドに倒れ込んだ。
「っ……」
太輔はナースコールで看護師たちを呼んだ。
そして慧達が病室へやって来た。
「どうなさいましたか!」
「っあの、さっき嘔吐をしたんですけど……その後意識を失って……」
「わかりました……もしかしたら嘔吐によるショックかもしれませんね……
茂木さん!早く薮先生呼んできて!」
「はい!」
「……血圧が低下してる……かなり身体への負担がかかりますね……」
「っあの!百合は……百合は大丈夫なんですよね?」