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【おそ松さん】月下に咲くは六色の花

第26章 揺れる心〜愛の逃避行、無垢なる笑顔と恋のlabyrinth〜



赤色の雨よけとクリーム色の壁がなんとも可愛らしい外見なお店。

お店の周りにはハーブが植えられてる鉢植えとかがあっていかにもトド松が好みそう...。

大きな窓からチラリと店内が見えてて、色とりどりのアイスがガラスのショーウィンドウに並んでる。

「アイス!!」

目をキラキラさせながらこっちを見上げてくる、眩しい...。

「食べる...かい?...レディ?」

「うん!食べたい!」

正直こんな小洒落た店、こんなふざけた格好で入るとかなかなか勇気がいるけど、こんな顔されたら、ねぇ?

なんて心では思ってみるものの、窓に映る自分を見てしまい絶望を覚え足を止めた。

肋痛い、なにこれ、本当に...。
いや、でもそうでもないか?
これがお洒落...なのか?

ずっとこの格好でいたせいか、ちょっといいなとか思わなかったり思ったり。
いやいいわけない。

そんな心の葛藤をしていたら、くいくいとオレの腕がひかれる。

「...?カラちゃん!早くいこー!」

ニッコリ笑って、そんな嬉しそうに、ああぁぁぁ!!

「...うん、どこまでもついてく」

「え?何か言った??」

「...いや、別に何も言ってない、レ、レディ」

どうやらアイスに気を取られていて聞こえなかったらしい。

こげちゃ色のドアを開けると、カランコロンと銅の鈴が音を立てる。

「いらっしゃいませー!」

紺色のエプロンに赤いバンダナをつけたお姉さんがにっこりと笑って迎えてくれた。

「うわぁー、おいしそー!」

店に入るやいなや、ショーウィンドウまで強制的に手を引っ張られて腕が痛い。

...ご褒美かなにか?
これって...。

「食べ過ぎたらお腹を壊すから、一つだ...じゃない、ワンカップだけだぜ?」

「うん!わかった!えーとえーと」

アイスは全部で八種類ほどあって、様々な色がショーウィンドウの中を賑わせる。

でもアイスよりも見てたのは、ショーウィンドウに映る楽しそうな鈴音の顔。
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