第9章 メイドは冥土を統べる
情報量が一気に流れ込んでくる。
スゴいな、この人こんなことまでしようとしてたのか....
ふらっと後ろへ倒れそうになるのを、ガシッと馬鹿松に支えられた。
「っと.... だいじょぶ?」
心配そうな顔をする馬鹿松に、にっと笑って
「へーき!行くわ!馬鹿ま.... じゃなかった.... おそ松坊っちゃん、松代さんを部屋に運んで下さいね。」
そっと馬鹿松から離れて、扉に手をかけようとするとそれを馬鹿松に静止された。
「な、なに!?」
しゅるっとキャップを外されると、ふわりと自分の黒髪が舞う。
「お守り」
かちりと音がして黒髪が後ろで一つに束ねられた。
「それで瞬間移動できるようになるから、使いな」
そっと髪に手を当てれば、先程までつけていなかったバレッタが手に当たる。
「やっぱ、鈴音の髪は隠すなんてもったいないからなー」
にかっと笑って、鼻の下を擦るおそ松。
その笑顔にこっちもにかっとして返した。
「ありがとう、頑張るわ」
そういって、左足をカンカンと打ち付けた。