第19章 異世界コラボ~暗殺教室編~
アリスはざっくりと話したと思う。
その内容は想像し難い程に…。余りにも自分達の過ごしてきた日々とは全く違う次元の内容だった。
「貴方たちは平和の元に生まれて、自由に生きていく権利をちゃんと持ってる。その事を幸せに思わなきゃね」
アリスは「あ、皆には内緒だよ」と。笑いながら締め括った。
「……何で俺に話したの?」
当然、疑問に思う。
しかしアリスはアッサリと言った。
「『知りたかった』んでしょ?」
「!」
その通りだった。
「貴方のその好奇心は良いことではあるし、知識を増やす事は良いことといった手前こんなこと云うのも如何かと思うけど……少し無謀なところがある。減ってはきてるんでしょ、多分。でも私から見れば未だ危うい域に君は居る」
「……。」
完全に図星だ。
カルマにはその自覚もあった。
「何で知らない筈なのに、さも見てきたかのように話せるんだか……」
「あ、中りなんだ?」
「~っ!」
クスクス笑うアリスに完敗を認めてしまう。
「はぁー。1回くらいアリスに勝ちたい」
「ほぉー。私、大抵のこと、勝負にならないよ」
「自信家だねー」
「いや、ホントの話。例えばトランプとか…カード裏返しててもマーク見えちゃうから意味無いし」
「……。」
「頭使うやつも『猫』が教えてくれたりするから……勝負において、今まで2人にしか負けたことないの」
こんな完璧少女に勝てる2人ってどんな人間なんだろうか。
新たな疑問だけを残すような話をのんびりしながら
完全にホームルームの時間に遅刻して教室に入っていく2人だった。
勿論、仲良く殺せんせーに叱られた。