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【文スト】不思議の国の異能少女

第19章 異世界コラボ~暗殺教室編~


アリスの言葉を聞き終えると付き人が一足先にバッと移動した。
それを追うように偉そうな男も去っていった。
自分の上司に当たる人間の姿が見えなくなって、漸く烏間がアリスの元に駆け付けた。

「おい!怪我はっ…」

「?してないけど」

烏間はハッとして檻の中も確認する。
一人でも大怪我を負っていたり死んでいれば騒ぎになろうものなのに。



それにしてもだ。

「ハイエナを捕獲する事が君の仕事だったんじゃないのか?」

緊張が一気に抜けたのか。
目を擦りながらウトウトしていたアリスに問う。


「何が云いたいの?4人は捕まえたでしょ」


そのせいもあるのか。
アリスは不機嫌そうに云い返した。

「取り逃がしのことを言ってるんじゃない!何故殺す必要が―――!?」



そう言っている途中にアリスがフラリと揺らいだ。

慌てて手を伸ばそうとした烏間だったが


ポスッ


「!?」

「うふふ。お構いなくー」


何処からともなく現れた人物が先に抱えたのだ。

「「太宰さん」」

殺せんせーと烏間がその人物の名を呼ぶ。
そして、見たことのない人物が太宰の傍にやって来て云った。


「アリスは?」

「大丈夫ですよ。限界が近いみたいですけど」

「そう」


帽子を被った、太宰より幼く見える青年は周囲を一瞥した。

「アリス、首尾は」

「んぅ……?」

話し掛けられたからか眠りがまだ浅かったのか。
目を擦りながらアリスが目を開ける。

「治兄…乱歩兄……来るの遅い」

「御免ね。お疲れ様」

抱えてる太宰にギュッと抱き着きながらぼやくアリスの頭を撫でてやる太宰。


「『計画通り』だよ、乱歩兄。云われた通り、2人逃がしといた」

「「!?」」

この言葉に烏間も殺せんせーも大きく反応している。



「流石、アリス。僕の一番弟子だねっ」

「わーい」

「アリス、もう一仕事だよ。あの檻の鍵だけ開けて」

「あー……忘れてた」


太宰がアリスを降ろす。
アリスが見上げるように太宰の顔を見て云う。


「暫く休む。針が『12』を指しちゃってる」

「………判った」


アリスの言葉に太宰が顔をしかめた。
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