第19章 異世界コラボ~暗殺教室編~
「良くやってくれた………って、大分幼いが本当に君は武装探偵社の社員かね」
「だったらなに?私が社員だろうとなかろうと貴方には一切関係ないはずでしょ」
売り言葉に買い言葉か。
アリスが男に食って掛かった。
「ふん。最近の子供は口の聞き方も知らんのかね」
「敬意に値しない人間には充分すぎる物言いの積もりだけど」
「なっ…!」
男の顔が真っ赤に染まった。
「だってそうでしょ?子供が危険な目に遭うかもしれないと云うのに自分達は危険を回避するために一切動かずに椅子に座って偉そうにしてるだけなんだから」
「このっ……!言わせておけば!!」
それを付き人らしい男が宥める。
「チッ!兎に角!ハイエナはこちらで引き取るからな!連行しろ!」
男が大声で云うと他の人間がわらわらとハイエナ4人を連行していった。
「これで全員か!?」
「いや。逃げられたから」
「「!?」」
アリスの言葉に殺せんせーと烏間が反応する。
「何だと!?しくじったのか!?」
「なにもしてない貴方にだけは言われたくないけど」
「そんな言い訳どうでもいい!ハイエナの全員捕獲が貴様の仕事だろう!捜せ!」
「私は貴方に何を云われても動かないよ」
アリスはやれやれと溜め息を着いた。
男達が次々と犯人を運んでいき、静けさを取り戻そうとしている。
「ほら。貴方も一緒に帰った方が良いよ?」
「五月蠅い!貴様に指図される謂れはない!」
「折角、警告してあげたのに―――知らないからね」
「!?」
ゾワッ
男を怯ませるには充分すぎる冷気が一瞬で場を支配する。
「逃げたハイエナが次の仕事をするにあたって一番にするのはきっと『仲間の解放』だよ」
「そ………それがなんだと言うんだ」
アリスに返事するが、どことなく怯えている。
まるで、本能で善くないことが起こるを悟っているように……
「私なら間違いなく、ハイエナを捕縛するように指示した人間達の頭を人質に取って交渉するけどねぇ」
「―――ッ!?」
ビクゥッ!と肩を弾ませて付き人をみる。
付き人の顔色がみるみる悪くなっていく。
「精々、背後には気を付けて下さい」
アリスは男とは反して愉快そうにその言葉を述べたのだった。