第19章 異世界コラボ~暗殺教室編~
烏間は自分の連絡により駆け付ける仲間達の到着を待つ以外、手立てが浮かばなかった。
完全に打つ手なし。
その筈なのに………。
目の前の少女は違うようだ。
アリスはクスッと笑って、云った。
「立っているフィールドが違う以上、万が一でも貴方達が私に勝つなんてあり得ないよ」
ピクッ…
挑発としかとれないアリスの言葉に男達が、殺せんせーが、烏間が反応する。
「武装探偵社―――聞いたことくらいある?」
「……。」
男が黙った。
『武装探偵社』――なんでも「異能力」とやらを使える武装集団とは噂で聞いた事はあるが実力は不明……そもそも異能力なんてモノが在るわけがない。手品の類いだろうという結論だったか?
脳内にある情報を呼び起こして、男はニヤリと笑った。
そして、懐から小さい何かを取り出す。
「ああ!聞いたことあるよ武装探偵社!手品が出来る集団だろ!」
男が笑いながらそういうと、残りの男達も笑い出す。
「手品……まあ、いいけど」
アリスはムッとするも直ぐに溜め息をついて正常に戻った。
「その釦、なに?」
「いやー相手はマッハで動ける先生って噂だったからな」
ピッと釦を押す。
「「「!?」」」
「おい…」
「嘘でしょ……!?」
ガゴンッ
壁が。
格子部分以外の三面がクルリと反転した。
現れた壁にはビッシリと黒い何かが取り付けてある。
―――銃だった。
流石の殺せんせーも額を汗が伝う。
自分ではない。
生徒が標的にあることを悟ったからだ。
「カメラに仕込んでた銃だけじゃ飽きたらずに壁まで…感心するよ」
「誉めてくれて有難うお嬢ちゃん。これで我々に勝ち目がないとは言えないだろう!」
アーッハッハ!
高笑いする男達に溜め息を着いて。
アリスはキャンディを噛み砕いて棒を放り投げた。
「いや?貴方達の負けは変わらないけど?」
アリスの言葉を聞き、棒が放物線を描くのを見ながら。
「そうか―――馬鹿なガキだな、お前は」
ヵッと棒が落下したのを合図に銃撃が始まったのだった。
ズダダダダダダダダ………!!!
「皆さん屈んで!!!」
殺せんせーの合図と共に全員が素早く超体操着を確り被って伏せる。
壁の銃が、男達のマシンガンが。
弾がなくなるまで発砲を続ける。