第19章 異世界コラボ~暗殺教室編~
ゴゴッ…
「「「!」」」
それと同時に檻の天井―――。
殺せんせーが落下してきた穴のみが開閉し、
ジャラララララ……
「にゅやーーーー!?」
対先生用のBB弾が大量に流れ落ちてきたのだった。
「「せんせー!」」
生徒たちが慌てて殺せんせーに駆け寄る。
「動いちゃ駄目だって云ってるのに!」
チュインッチュイン!
「キャー!」
「じゅ……銃撃!?」
アリスの叫び声よりも早く鉛弾が生徒たちに向けて飛んでいったのだった。
「皆さん!動いてはだめです!」
「でもっ…このままじゃ!」
「な……何なんだ一体!」
「死神はやったんじゃ無かったのかよ!!」
溶けている殺せんせーに、各々で動く生徒。
混乱と化した檻の中を観てアリスは漸く烏間の隣に移動してきた。
「また選択の時間だよ烏間生徒」
「こんなときに何を言っている!銃弾の飛んでくる方向を見極める方が先だ!」
烏間の答えにアリスは溜め息を着いた。
「心配せずとも弾はあの子達には当たらない……少なくとも今は、ね」
「!」
アリスの言葉に烏間が漸く動きを止めてアリスを見た。
「でもあの混乱は冷静な判断を損なうには充分な状態。止める為には―――あの滝のように断続的に降ってくるあの弾を止めるしかない」
烏間がアリスの指先にある、BB弾の滝を見る。
「選んで。このまま殺せんせーが仕留められるのを待つか、混乱状態のせいでどんな行動に出るかわからない危険な生徒を助けるか」
「そんなの生徒達の安全が大事に決まってるだろう!!」
烏間の即答にアリスは一瞬、目を見開いて――苦笑した。
「政府も貴方みたいな人ばかりなら良いのにね」
「え……あ?おいっ!」
アリスは烏間の隣から檻の方へ歩き出した。
そして、檻の前につくと同時にゴゴッと音を立てて天井扉が閉まったのだ。
「「「!?」」」
「なっ……」
何が起こったか分からない檻の中の皆と、
先刻のやり取りからアリスが何かしたのではと思う烏間が同じ顔をした。
クスッと笑ってアリスは檻を背にして口を開いた。
「かくれんぼはお仕舞いだよ―――ハイエナさん『達』」
アリスのこの一言で空気が揺らめいた。