第19章 異世界コラボ~暗殺教室編~
「烏間先生も偉いよねー。任務命令に反して貴方達の命を選ぶんだから」
「「「!」」」
アリスはコツコツと離れながら。
壁に設置されている監視モニターの前で止まり、モニターを観ながら云う。
「貴方達は知ると云うことの大切さを学んだ方がいい。あと、視野を広く持たなきゃ考えが固執しちゃうよ。折角『普通の生活』をしてない人達と関わる機会を貰えたんだから。ね?殺せんせー」
殺せんせーは、うんうん、と頷く。
「さすがは歴戦の殺し屋達です。「味方だと思ってた人が敵だった」それは先生が苦手とする環境の急激な変化ですが…彼女の演技はその変化を一切私に悟らせなかった」
皆が殺せんせーに注目し、今までの戦いを思い出しているようだ。
「「死神」はもちろん…イリーナ先生も素晴らしく強い。まだ君達が実力で勝てる相手ではない」
そして、殺せんせーもモニターに気付く。
「「死神」が設置していた監視モニターですが……断片的にですが強者対強者の戦いが覗けそうです」
…………
イリーナが合流して。
爆発が起こって。
戦闘が始まり―――終えた。
こうして死神との闘いは
3―Eの勝利で解決し、この事件は幕を降ろそうとしていた。
「ぬぬ…ぐっ…何とか…何とか手はないものか…」
烏間は操作パネルを手に悩んでいた。
画面に映っているのは牢屋の映像と「OPEN」の文字。
こいつだけを閉じ込めたまま殺す方法は―――
「考えても無駄ですねぇ烏間先生」
クスクスクスと笑いながら烏間の心の声に返事する殺せんせー。
「出ようと思えば出れるんですこんな檻………ってアリスさん?如何しました?」
檻を触りながら殺せんせーはアリスに話し掛ける。
此方など一切気にせずにモニターから目を離さないアリスに疑念を抱いたのだ。
烏間の指が「OPEN」に触れようとした時、漸くアリスが口を開いた。
「全員、動かないで」
「「え??」」
チュインッ
「!?」
一瞬の出来事だった。
アリスが口を開いたと同時に銃声が響き、烏間がバッと跳び反る。
狙われたのは烏間の手にあった操作パネルだ。
「なっ……!?」
粉々に砕けたパネルを一瞥し、直ぐに周囲に警戒を強める。