第19章 異世界コラボ~暗殺教室編~
ドロォと溶ける殺せんせーの足。
その原因源からは硝煙が漂う。
その操縦者は――――
「イリ…何故…」
同じ教室で教鞭を取っていた筈の人間―――イリーナだった。
しかし、その事を驚いている暇など無かった。
ガパッ
「!?」
殺せんせーの真下。
床が口を開けたように抜けたのだ。
落とし穴!!
殺せんせー、烏間先生、そしてアリスが驚く。
殺せんせーが触角を伸ばして床の縁に掴まろうとした。
ところが、だ。
ビッ!バシッ!
高速で動いている筈の触角の動きを正確に見切って、対先生用の弾を死神が撃ち込んだ。
「へぇ…『死神』を名乗るだけあるんだ」
「何……?」
アリスはキャンディを食べ終えた棒を殺せんせーに向けていたが、クスリと笑ってその手を下ろしながら呟いた。
隣にいた烏間が反応するもアリスは答えることなく『死神』をみている。
ボトォッ!!
大きな音が穴から響いた。
「…あっけなかったな。生徒達を人質に使うところまでも行かなかった。ここさえ決めればもう確定だ。お別れの言葉を言いに行こう」
「…!!」
死神とイリーナが動いた。
「私達も付いていこう」
アリスがニコッと笑って烏間に云い、2人の後を追った。
階段を降り、着いた先にあったのは格子で塞がれた空間―――。
中には今し方落下した殺せんせーと生徒たちが居た。
「気に入ってくれたかな殺せんせー?君が最期を迎える場所だ」
死神が殺せんせーに話しかける。
殺せんせーは辺りを見渡した。
「皆さん…ここは…?」
直ぐに死神に向き直って質問する。
「洪水対策で国造った地下放水路さ。密かに僕のアジトと繋げておいた」
その質問に、素直に答える死神。
そんな様子を観ながらアリスは溜め息を着いた。