第19章 異世界コラボ~暗殺教室編~
ガゴオオオン
重たい扉が、重たい音と共に開かれる。
「「「!」」」
入るなり直ぐに床がゆっくりと降下し始めた。
ガゴオォン!
大きな音ともに床が止まる。
「イリーナ先生‼」
「イリーナ‼」
「……。」
そこに姿を現したのは武装した男に拘束された同僚、イリーナだった。
「…おまえ…この間の花屋!おまえが首謀者か‼」
武装した男に見覚えが合ったらしい。
烏間が反応する。
「そう。聞いた事はあるかい?「死神」の名を」
「「………」」
今度は殺せんせーとアリスが反応した。
アリスはチラリと殺せんせーを窺う。
「生徒達もここのどこかに?」
殺せんせーがその話題に触れなかったのを確認してアリスも何も云うことなく死神に向き直る。
「そうだよ殺せんせー。君さえ死ねばこの娘も生徒も殺しゃしないよ」
笑顔で云う死神。
……なんて気配のぼかし方だ。何を企むか全く読めない…これが世界一の殺し屋か‼
烏間は真っ直ぐに死神の分析に入る。
ドサッ
死神がイリーナを床に放つ。
「大嘘吐き」
「「!?」
「!」
そのタイミングでアリスが口を挟んだ。
イリーナの拘束を烏間が解いてやる為の時間稼ぎだ。
その意図を汲み取ったのか烏間がイリーナの傍に寄り、屈む。
「君は?3-Eの生徒名簿にはなかったけど」
「随分と古い情報を使うのね。まあ、貴方に見つかる前に細工したからなんだけど」
「!」
クスクス笑うアリスに死神がピクッと反応した。
そういえば花を買うときに、この生徒は一緒に居たな……
そして、思い出したのだ。
一度接触したことがあることを。
まあいい。1人くらい取り零したところで何の支障もない。
「彼女と生徒全員の首に爆弾を着けた。僕の合図ひとつで爆破できる」
「……ずい分と強引ですねぇ。人質で脅しただけで私が素直に死ぬとでも?」
イリーナを確認して、周囲を確認して。
殺せんせーが死神に言い放つ。
「…さぁどうだろうね」
死神は笑顔を絶やさない。
他に私を狙う敵の気配は無い。彼の両手の銃に気をつければ…
殺せんせーは構えた。
が。
プシュッ
「!」
「なっ…!?」
乾いた音の後に飛び出した何かが触手に中り、殺せんせーはバランスを崩した。