第19章 異世界コラボ~暗殺教室編~
時刻は午後6時過ぎ―――
烏間は面接という仕事を終え、校舎に戻って来ていた。
がらーんとしたE組校舎。
「……妙だな。いつもこの時間なら…数人は訓練や遊びで残っているものだが」
この状況に違和感を覚える。
そんな人気の無い校舎で
「大変なことになっているみたいだよ」
「!?」
突如、掛けられた声にビクッと驚く。
気配が、全く無かったのだ。
立っているのは――
「夢宮君」
ニコッと笑っているアリスだった。
「面接、良い収穫はなかったでしょう?」
「……何故それを」
アリスはクスクス笑い出す。
「何時の間にか『殺し屋殺し』と云う名で通っている殺し屋がね、動き出したみたいなんだ」
「!」
烏間は驚いた。
つい先刻、知り合いの殺し屋から得た情報を目の前の少女は知っていたからだ。
「その顔は知っていたんだね?」
「ああ。ついさっき知り合いから連絡があった」
「そう。それならば貴方の取るべき行動は、その時点で戻って来るべきだった」
「?」
態とらしく時計に注目する。
時計の針は既に6時15分を過ぎていた。
「誘き寄せられたんだよ。午後6時という時間指定で、ね」
「!?」
烏間がバッグを置く。
「訓練をしていない且つ、クラスメイトになって未だ4日の私に戦闘は不可能と判断したんだろうね。そして、危険だと解っているのに貴方達に伝えていないとなると『誰か』に危害が加わる恐れがあるんでしょ」
そんな緊張な場面でもアリスは、ふあーと欠伸混じりに云った。
「何故、君は動いてない!」
烏間が声を荒らげた。
「私は『ハイエナ』が関わっていたならば手を貸してたけれど今件は違う」
「……!」
アリスは続けた。
「貴方達の問題は貴方達で始末しないと、ね」
その声は、烏間の耳に妙に残った。
そんなことお構いなしにアリスは窓を眺めた。
「……そろそろかな」
「?」
そう言った瞬間に、シュン!と何かが現れた。
「烏間先生!アリスさんも!嫌な予感がするんです!生徒達全員と連絡が取れません!!」
「!」
殺せんせーが言った言葉に烏間はアリスの方をバッとみた。
「急がないと何が起こるか分かんないよ」
アリスはクスッと笑って云った。