第19章 異世界コラボ~暗殺教室編~
「携帯貸して」
アリスが云うとカルマと中村がそれに応じる。
ピコピコと操作をして、2人に戻す。
「『好奇心は身を滅ぼす』ってこういうことを云うんだよ」
アリスは決して怒っているようには見えなかったが、言い返せないほどの空気を纏っていた。
「あの男と一緒に行くの?」
「そりゃーご飯ついでに取引に応じないと割りに合わないからね」
「取引ってなんだよ!夢宮さんが危ないんじゃねーの!?」
前原の言葉にハァ。と息を吐く。
「そう心配出来るなら軽はずみな行動はヤめる事だよ。ほら、向こうで待ってる子達が心配してる。合流して今日はこのまま真っ直ぐ帰るんだよ」
じゃーね。と手を振って車に乗り込むアリス。
「「「「……。」」」」
そんなアリスを黙って見送ることしか出来ない4人だった。
―――
職員室で正座をさせられている4人。
それに一緒に怒られるべく座る渚と磯貝、そして茅野。
「どれだけ危険なことをしたのか解っていますか!?」
「「「「御免なさい」」」」
4人に大声で説教している殺せんせー。
隣にいる烏間の表情も固い。
「……その男は間違いなく『中也』と呼ばれていたのか?」
「間違いないよ。数回呼ばれてたけど全部反応してたし」
「マズイな……」
「知り合いですか?烏間先生」
殺せんせーが烏間の方を見る。
「詳しくは分からんが、とあるマフィアの幹部に『中也』という名の男がいるのは確かだ」
「!」
「マフィアの幹部だって!?」
「そんな!じゃあ夢宮さんは私達のせいでマフィアの幹部に黙ってついていっちゃったってこと!?」
全員の顔色が険しくなる。
「烏間先生。捜してきますのでホームルームをお願いします」
「判った」
「何を捜すの?」
「そんなの貴女に決まってるでしょ!」
「……ん?」
「あ……」
テンパってる殺せんせーがバッと声のする方を向いて云う。
が、違和感が全員を襲った。
「「「夢宮さん!?」」」
「なに?朝っぱらから深刻そうな顔して」
話題の真ん中にいた人物は、状況を理解できずに首をかしげた。