第19章 異世界コラボ~暗殺教室編~
「泳がされてた、ってワケ?」
「そういうこった。真逆、気付いてねーとでも思ったのか?」
カルマの問いにハッと鼻で笑う。
前原がチラリ、と磯貝達が潜む方を見る。
「安心しろ。手前等の始末をしたら彼方に隠れてる餓鬼も送ってやる」
「「「!」」」
バレてる!?
4人に動揺が走る。
しかし、男はそういうと一番近くにいた寺坂の首に手を伸ばし――
「ぐぁっ!?」
「「!?」」
軽々と持ち上げたのだった。
「寺坂!」
カルマと前原が男に向かっていこうとした
その時だった。
「ストップ中也兄」
「!」
突然現れた声。
男は確認もせずに手を離す。
ドサッ!
ゲホゲホッ‼
咳き込む寺坂に駆け寄る3人。
そして、3人も声のした方を見た。
「邪魔すんじゃねーよアリス………って何だ?お前のその恰好は」
「学制服だよー似合う?」
想像通りの声の主の方を、うんざりした顔で見た男は、驚きの声をあげている。
「あー……まあ似合ってるが……」
そういうとチラリと、殺そうとしていた子供達を見る。
「………そう云うことか」
「そう云うことだよ」
男が溜め息を着いた。
同時に、向かい側で銃を構えている連中に何かサインを送る。
銃を構えていた男は明らかに狼狽したが、銃を仕舞った。
「「「!」」」
その行動にカルマ達が驚く。
「理解が早くて助かるよ、中也兄」
「俺はうんざりしてるけどな」
ケッと云いながらもアリスの頭を撫でてやる。
「で?タダで見逃せなんて言わねーよな?」
「まあ流石に其れは云わないかなー……7人分だし」
うーん。
腕を組んで考え込むアリス。
「『黒真珠』なんて如何?」
「お前も話が解るじゃねーの」
ニヤリと笑って男2人に「車まわしてこい」と指示する。
「序でに飯でも奢ってやるよ」
「ホント!?気が利くなー中也兄は」
満面な笑みで中也に抱き着くアリス。
「「「……。」」」
そんな光景を黙って見ている4人。
「アリス、その餓鬼どもの録画記録消させろ」
「ありゃ。そんなことまでしてたのか」
そういうと、やって来た車に乗り込む中也。
アリスはやれやれと云わんばかりに溜め息をつく。