第19章 異世界コラボ~暗殺教室編~
「ま、この話はこれくらいにして。『茅野』さん」
「あっ、な、何ですか?」
「……戻ってないよ。そんなんで大丈夫なの?」
呆れた顔をするアリスに頬を膨らませる茅野。
「動揺させたのはそっちのくせに」
「まあ、その方が子供らしいけどね」
クスクス笑って、話題転換した理由を指差す。
「?」
茅野がその指先をみた。
「あれ、同じクラスの面々だよね」
「あ、ホントだ。何してるんだろう」
コソコソと建物の影から何かを覗いている連中に近寄っていく2人。
「磯貝くん、渚?何してるの?」
「うわっ!」
「シーッ!」
そう言って慌てると顔を引っ込める渚と磯貝。
「なんだ…茅野か。脅かさないでよ」
「あはは、ゴメンゴメン」
渚がホッと息をつく。
「いや、何か5人くらいの男が怪しい取引みたいなのをしててね」
「それをカルマ達がもっと近くで見るって言って行っちゃったんだ」
「えぇ!?」
「……。」
止めたんだけど、とため息をつきながら磯貝と渚が説明をした。
「何人行っちゃったの?」
「カルマと寺坂と前原と中村さんの4人だよ」
「そう」
そういってアリスがヒョイッと覗いたが。
「駄目だ。相手が悪いや」
「「「えっ?」」」
溜め息を着いた。
「ちょっと行ってくるから此処で大人しく待ってて」
「えっ!?ちょっ!夢宮さん?!」
磯貝が慌てて止めようとするも、アリスは物陰からスタスタと出ていってしまった。
「今、何か渡したぞ」
「寺坂声が大きいって」
「終わったみたいだな。男が2人、帰ってったぜ」
「なんだろう。薬物とかそんなのかな?」
コソコソと話している4人。
「こんなところでも意外と闇取引とかあってるんだね」
カルマがカメラの録画機能を停止し、帰るために立ち上がる。
「逆に堂々としてるからバレないんじゃね?」
「なるほど。一理あるー」
「勉強になったか?」
「ああ。そりゃ勿論――」
「「「!?」」」
動きが停まる4人。
知らない男の声が会話に交ざったのだ。
ザッ
男が2人、黒い何かを此方に向けて立ちはだかった。
バッ!
慌てて後ろを振り返るも、男が1人。
「そりゃ良かった。じゃあ授業料貰わねーとな」
男が獰猛な笑みを浮かべて云った。