白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18
第3章 消せない昔、消えない今(前)
まだ身体の片側に残る体温と
記憶に残る爽やかな香り
そして…
__姫凪ちゃん__
脳が震える程、低くて甘い声。
思い出すだけでドキドキは
凄く早くなって…
身体に覚えのない感覚が沸々と
湧き上がって来るように思えて
伸びていく右手
まさか…コレって…
恐る恐る下着の上から
ユックリなぞってみると
微かに湿った感覚が
指に伝わる
濡れ…てる??
びっくりしつつも
気になる身体の変化に
指を下着にかけたところで
LINE電話の着信音
[黒尾さん]
ど、どうしよう!
鳴り続けて切れた音に
ホッとするけど
同時に少し寂しく思った自分に
自己嫌悪が止まらない
『なんで、クロさん相手に
こんな気持ちになってるの…
先輩…ごめんなさい…
私…なにしてるのよぉ…』
落ち込む気持ちのまま
ベットに沈む
さっきの感覚はきっと
何かの間違い…もしくは…
私の身体が変わるキッカケを
貰っただけ…!!
これで先輩との心配事も
無くなるなら…なんて
無理矢理プラスに考えては
眠れない夜を過ごした