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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第3章 消せない昔、消えない今(前)


「お気に召した様で。
んじゃあ…とりあえず
アツアツのが美味いんで…」

肉まんを半分に分けて
片方を差し出す

「多かったら残して良いからなァ?
俺が食うから」

パクンと一口で口に収め
モグモグしながら
姫凪ちゃんを見ると

『…見ないで…下さい。
恥ずかしい…から』

赤い顔しながら肉まんを
一口噛って

『…!高い方の…肉まんっ』

勢い良く俺の方に顔を向ける

「え?あぁ…なんか"贅沢"って
書いてたから
美味いのかなって…」

『他のより50円くらい高いから
いつも買わずに帰るんです…
嬉し…美味しい…!』

キラキラしながら続き頬張る顔に
別の方の食欲がメラメラ…って!
だから、それはダメ!

耐えろテツロークン!
相手は彼氏持ちで
しかも、その彼氏にさえ
まだ手を出させてない
ピュアピュア少女なんだ!

熱い肉まんの具で
喉を詰まらせたフリをして
パックのジュースをグッと飲み
溢れそうな欲望を
胃の奥のそのまた先まで流し込む

『クロ…さん、大丈夫ですか?
えっと…あの…肉まん…の
オカワリとか…アリですか?』
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