白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18
第3章 消せない昔、消えない今(前)
頭を鈍器でぶん殴られたよりも
酷い痛みが全身を掛け巡って
俺も膝から崩れ落ちそうになってしまう
無言の室内は
気まずさしかなくて
でも、俺も姫凪ちゃんも
なんにも言えなくて
更に重い空気に包まれた
その時
「はぁ…。言わんこっちゃないよね
姫凪、隣の部屋行ってなよ
クロが泊まる時に使う部屋だけど
誰も居ないから
そこで落ち着いて来たら?
クロはおれが怒ってあげるから」
研磨がベットから降りて
姫凪ちゃんを引き起こし部屋から出し
「バカなの?
もう色々ダサ過ぎて呆れるんだけど」
姫凪ちゃんが居なくなった途端
膝から崩れた俺に
追い打ちをかける研磨
「やっちまったとオモッテマス」
「奪うなら奪うで
もっと計画的に動かないとでしょ
バカみたいに
槍だけで突進して大怪我とか
原始人もビックリだよ」
「お前の言葉は散弾銃の様に
俺の心を抉ってくるけど
それについては…」
「謝らない。
てゆっか、姫凪をどうしたいの?
今のままじゃ相談相手になるどころか
今日で終わりだよ」